以前から気になった情報や小ネタを記事にしたいと考えていたのですが、共有したいと思うネタがあったので、これを機に記事にしました。
Bitwardenでパスキーが使えなくなっている問題
かなり限られた人にしか影響が出ていない問題ではあるのですが、パスワードマネージャでお馴染みのBitwardenで、現在最新のFirefox用拡張のバージョン2025.11.1を使用しているとパスキーの画面が表示されずパスキーを設定しているWebサービスにログイン出来ない状況になっています。パスキーについては過去に記事にしていますが、Bitwardenが機能していないので下のようにスマートフォンでスキャンしろというQRコードが表示されるのですが、スマホ側にパスキーを保存していないので勿論スキャンしても無意味。
(追記)昨日公開されたバージョン2025.11.2で、パスキーが表示されない問題は修正されました。

最初はBitwardenの拡張の問題だと分からず混乱したのですが、代わりにVivaldiでログインを試みたらあっさりパスキーでログイン出来ました。つまり同じBitwardenの拡張でもFirefox版だけ問題が出ている模様。という事でBitwardenのFirefox用の拡張を一つ前の2025.10.0に変更。結果、以前のように問題無くパスキーを使ってログインが出来るようになりました。セキュリティ上、古いバージョンを使うのは好ましくはないのですが、この問題が解決するまで2025.10.0を使い続ける予定。
因みにFirefoxの拡張で古いバージョンをインストールする方法は、目的の拡張ページを少し下にスクロールして「バージョン履歴」の欄にある「すべてのバージョンを見る」から過去のバージョン一覧が表示されるので、ここからダウンロード、インストールが行えるようになっています。

PC用メモリ価格が高騰
ご存じの方も多いと思いますが、最近になってPC用メモリ価格が異常に高騰していますよね。しかも現在主流のDDR5だけでなくDDR4まで高騰しています。約3年前に自作した筆者のメインPCで使用しているメモリは下のスクリーンショットの物なのですが、当時は価格が8,000円前後だったのを記憶しています。それが現在は3倍以上となっていますが、デスクトップPC用メモリのDDR4では安い物で32GBだと2万円前後、DDR5だと3万円辺りが相場の様です。

メモリ価格の高騰はAIブームによる需要の急増で、メモリ大手メーカーがAIサーバーやデータセンター向けに生産を移しており、個人向けPC用メモリの生産、供給を後回しにしているのが原因と言われています。また、旧世代のDDR4に至っては既に生産を縮小していたのも要因として挙げられます。このような状況は一部専門家によると最低でも3年は続くと予想しており、メモリ価格の高騰は当分の間は収まらないようです。
HDD/SSDも価格上昇傾向
PC用パーツではメモリだけでなくHDDやSSDといったストレージも値上がり傾向にあります。筆者はかなり前からシステムドライブはSSD、データドライブはHDDという構成で運用していますが、現在使用中の4TBのHDDの空き容量が心許なくなってきた所でこの値上がりは痛い所です。筆者が購入を検討していた8TBのHDDは少し前まで17,000円前後が相場でしたが、現在は3割から4割ほど値上がりしています。このストレージの価格上昇もAIブームが関係しているそうですが、それ以外にも一時的に落ち込んでいた需要が近年急激に回復してきた事も要因にあるようです。

SSDも全体的に値上がり傾向にありますがメモリやHDDと比べるとまだ緩やかな方で、筆者は当分必要ありませんが、いずれSSDの価格もメモリと同様に高騰していくと予想されているので必要な方は今買っておくのが良さそう。

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