
突然英語でエラーダイアログが表示された時って困りますよね。そんな場合はテキストの部分をコピーして検索したい所ですが、コピー出来ないと一々画面を見ながら文字を自身で入力する必要があったりと面倒です。そんな時に便利なのが今回記事にするOCRすぐできる君です。OCRについては過去に身近になったOCR機能を有効活用という記事を掲載していますが、簡単に説明すると画像に含まれている文字を認識する技術を指します。一昔前まではかなり高度な技術という印象もありましたが、最近ではWindowsの標準機能にも組み込まれており、Windowsフォトで開いた画像からOCR機能で手軽に文字抽出する事が可能です。他にもSnipping Toolを使用して画面キャプチャ後にSnipping Tool上からOCR機能を使用する事も出来ます。
Snipping Toolの場合、キャプチャする、キャプチャした画像を開く、OCRボタンをクリックするという多少の手間があるのに対し、OCRすぐできる君では画面キャプチャ後に即OCR機能でテキストが抽出されるという手間要らずな仕様なのが魅力の1つでもあります。但し標準のままだとWindows標準のOCRと比べて文字の認識制度で劣りますが、それを補う機能が幾つか実装されています。
動作環境はWindows 11含む10以上で.NET8ランタイムが必要。OCRすぐできる君はフリーソフトウェアですが一部機能に制限があり、全機能を使用するにはライセンスの購入が必要です。
OCRすぐできる君 ダウンロード
まずは公式サイトの野田公房.NETへ移動します。こちらのサイトでは多数のソフトウェアが公開されており探し出すのが難しいのですが、少しスクロールするとOCRすぐできる君が見付かる筈です。

OCRすぐできる君のページ移動後、下にスクロールすると「今すぐダウンロード(ZIP版)」と「Microsoft Storeからインストール」の2つのリンクがありますが、筆者はZIP版をダウンロードしました。

ZIP版の場合は展開後にフォルダを任意の場所に配置して中身の「OCRすぐできる君.exe」を実行。Microsoft Storeからインストールした場合はスタートメニューから起動します。
OCRすぐできる君 使い方
使い方は簡単です。既存の画像ファイルからOCRを使って文字を抽出する場合は上部にある「画像ファイルから」、画像をコピーした状態なら「クリップボードから」、画面上に表示しているダイアログやウィンドウ内から一旦キャプチャして読み込むなら「画面から」を選択します。「一括処理」はライセンス登録を行ったユーザーのみ使用出来る機能となっています。

部分的に正確に文字を抽出できない場合や、物によっては全く抽出できない場合もあります。そんな時は右にある「OCR認識精度向上」から「拡大」や「シャープ」、「色反転」といったオプションを有効化してみて下さい。筆者が使用した範囲では「グレー」や「白黒」で閥値を200ぐらいにすると、かなり高精度に文字を抽出する事が出来ました。

右下にある「出力設定」では抽出した文字の表示設定が行えます。日本語のフォントによってはOCRを行った場合、文字間に半角スペースが挿入される事がよくありますが、「半角スペース削除」を有効にしておけばそれらを自動で削除して出力表示させる事も出来ます。また、最下部にある「コピー」で抽出した文字を全てクリップボードにコピーします。
OCRすぐできる君 備考
以前から範囲選択した部分からOCRで即文字を抽出出来るツールはないものかと探していたのでOCRすぐできる君を見付けた時は嬉しかったです。ただ画像次第ではありますが冒頭の方でも書いた通りOCRの精度はWindows標準の物と比べると劣る印象があります。それでもオプションの設定次第で大体は正確に抽出でき、効率としては悪くない印象で十分に実用性が有ります。
不満点としては「画面から」で一旦キャプチャする際、メインウィンドウがそのままで邪魔になる事があります。キャプチャの範囲選択画面に移る際に自動でウィンドウが最小化なり非表示になったらもう少し利便性が上がるのにと思いました。他、縦書きの文字列は現行では正確に抽出出来ないようです。

コメント