
筆者の現在のパソコン環境の記事で紹介したSilver Stone GD04のサブ機ですが、中身のRyzen 5 2400Gとマザーボード、メモリのセットが無事にヤフオクで7,000円ほどで売れまして、長らく中身が空の状態で放置していたのですが、特にこれといった用途もなくこのケースを使って新たにパソコンを組む事にしました。
筆者が現在テレビ番組録画機として使用しているHP EliteDesk 800 G4が、最小構成でアイドル状態時に消費電力が6W程度しか無い事にちょっとした感動を覚えたのですが、EliteDesk 800 G4と同じような構成なら同じように低消費電力なパソコンが作れるのではないかと考え、出来るだけ安くエコなパソコンというコンセプトで組んでみました。
ただ記事のタイトルにある約1万円というのは誇張気味で、クーポンやポイントをかなり活用しているので実売価格では2万円超えとなっているのを先に書いておきます。
購入した各パーツ
CPU Intel Core i5-8500
CPUはEliteDesk 800 G4と同様にCore i5-8500を選択。この記事を書いている時点で発売から7年以上経過したCPUではありますが、Windows 11のサポート内のCPUの中ではかなりコスパが高いと思います。第10世代のCore i3-10100も少し考えたのですが、シングルスレッド性能では上回っているもののマルチスレッド性能では劣る上に中古相場価格はi5-8500の1.6倍ほどなので却下。

購入はYahoo!ショッピングで、実売価格5,225円からクーポンとポイントを利用して2,534円となりました。因みに過去1年LYPプレミアム(旧Yahoo!プレミアム)に未加入のYahoo!アカウントで、LYPプレミアムに加入すると3ヶ月プレミアム料金が無料な上にYahoo!ショッピングで使える2,000円引きクーポンが2枚貰えるキャンペーンが行われています。筆者もそのキャンペーンを利用して購入していますが、携帯番号を登録してあるアカウントのみ割引クーポンが表示される模様。
メモリ Micron DDR4-2666 8GB×2 計16GB
i5-8500がサポートしているメモリの規格がDDR4-2666(PC4-21300)までなので、それに合わせてMicron製 DDR4-2666 8GBの2枚セットを購入。DDR4-3200でも恐らく動くとは思いますが、中古相場でも若干高いので2666で十分じゃないでしょうか。実売価格は3,300円でしたがCPUと同様に割引クーポンとポイントを利用して1,180円で購入出来ました。

マザーボード MSI H370M BAZOOKA
かなり古い物でも下手するとAM4の新品より高いLGA1151マザーボードですが、丁度ヤフオクで70%オフクーポン(上限2,000円引き)が降ってきたので購入。落札額は送料無料で4,705円ですがクーポン適用で2,705円となりました。ジャンク品として出品されていている物は本来なら手を出さないのですが、ジャンク理由がUSB 3.1コネクタのピン折れで装着予定のケースがそもそもUSB 2.0にしか対応していないので、何ら支障無く使用出来ています。

USBコネクタのピン折れ以外、破損個所は一切無くCPUのピンも綺麗でかなり良い状態でした。また出品者の方がWindows Proを使用されていたようで、Windows 11 Proがライセンスキー無しですんなり認証されてかなりお得な買い物になりました。
ストレージ Western Digital M.2 NVME SSD 256GB
ストレージは同じくヤフオクでWestern Digital製SSDを購入。送料も含めると2,830円で落札しましたが、50%オフクーポン(上限1,000円引き)があったので、それを適用して1,830円となりました。使用時間がたったの1時間だったので新品とほぼ変わらない状態でPCIe Gen4対応。ただマザーボードがGen3までしか対応していないので本来の速度は出ませんが筆者のメインPCのSSDより高速です。

CPUクーラー AINEX CC-06S
LGA1151対応で安いやつだとこれか同じAINEXのCC-01になりますが、CC-01は薄すぎて冷却性能に疑問があったのでCC-06Sを選択。購入は楽天で販売価格は1,706円と相場より割高ですが1,655円分のポイントがあったので差し引き51円で購入出来ました。因みにAmazonだと現在1,300円で販売中。以前から思っていた事ですが、これらのお店ってただAmazonから転売しているだけなんじゃ?と疑っていますが実際の所はどうなんでしょうかね。

電源 DC-ATX-160W
正式名称は分かりませんが電源をACアダプター化する電源ユニット。picoPSUの類似品でざっと調べた所ではDC-DCコンバータと言うらしいです。通常のPC用電源と比べて電源効率が良く消費電力がかなり下がるという噂で、これがやってみたかったからこそあえて用途も無いのに自作したという経緯もあります。購入はAliExpress(通称アリエク)で1,631円でした。中国からの発送なので到着まで10日ほどかかりましたが、国内の相場の半値あたりで購入出来ました。

因みにマザーボードに差し込む24ピンの部分が基盤になっており、そこからACアダプター用ケーブルとCPU用の8ピンケーブル、SATA用の2分岐ケーブルが生えていますが、全体的にケーブルが短めでSATA用ケーブルは延長ケーブルが別途必要でした。
ACアダプター 12V 10A 120W
上のACアダプター化電源ユニットで使用する為のACアダプターは電圧が12Vなのが必須条件だったので、それに合わせて12V 10A 容量120WのACアダプターをYahoo!フリマで購入。価格は1,980円でしたが、ヤフオクと同様にタイミング良く70%オフクーポンが降ってきたので594円となりました。

電圧とかの知識が全くない状態での購入だったので、本当にこのアダプターでパソコンが動くのかと不安でしたが結果的には問題無く使えています。
中古パーツで組み立てた結果
合計金額は10,525円、クーポンやポイントを除いた実売価格で計算すると21,377円となりました。また、この価格にはケース代は含まれていないので、それならヤフオクで頻繁に出品されているHP EliteDesk 800 G4とかを購入した方がお得で動作の安定性も確実だと思いますが、汎用品の寄せ集めだと部分的にパーツが壊れても取り換えが容易というメリットもあります。何よりパソコンの電源をACアダプター化する事にはかなり前から興味があったので満足しています。
さて、冒頭の方で書いた出来るだけ安くエコなパソコンという2つのコンセプトの内、クーポンやポイントの適用で中古品を購入すれば安くパソコンが組める事はそれなり納得していただいたとは思いますが、実際にエコなのか?つまりは低消費電力なのかについては別のページで掲載予定です。
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