
毎年この時期になると一年が過ぎるのが早いなと感じていますが、今年はこのブログを本格的に更新し始めたのをきっかけに、それなりに忙しい一年を過ごしたような気がします。元々はTS抜きテレビチューナーのネタを自身の備忘録として書き溜めていたのがきっかけで始めたブログだったのですが、色々と書きたい事を記事にしていたら結果的にソフトウェアの記事がこのブログのメインコンテンツとなりました。そこでこのページでは2025年から新たに筆者が使い始めたお勧めのソフトウェアを幾つか纏めて掲載していきます。
圧縮・展開ソフト 7-Zip

昔から圧縮ファイルを開く事に対して解凍という言葉が使われるので、圧縮解凍ソフトと呼ぶべきなのか未だに迷いますが、以前までこの種のソフトは10年近くLhazを使用してきました。そろそろ新バージョンに更新しておこうかと作者サイトを訪れた際に有料化された事に気付き、使用を止めて乗り換えたのが7-Zipです。ただ後々調べてみるとLhazが有料化したのは法人利用のみで個人利用においては現在も無料で使用出来るようです。Lhazを気に入って長らく愛用していた理由として圧縮ファイルをダブルクリックで即展開出来る俗に言う一発解凍があるからで、逆に世界的に有名な7-Zipにはその機能が無いのでこれまで敬遠していました。しかしふとしたきっかけで7-Zipでも一発解凍出来る方法を見付け、更にアイコンをモダンなデザインにした7-Zip派生の7-Zip ZSが気に入り、今年からは7-Zip ZSを使用しています。
アプリケーションランチャー CLaunch

筆者はランチャー無しではPCで何も作業出来ないというぐらい便利に感じていますが、世間的には意外に注目度の低い分野のソフトだったりします。以前までは長年Orchisを愛用してきましたが、ずっと更新も止まったままで筆者の環境だと起動時にマウスポインタがガクガクするほど一時的に重くなるので、今年からは定期的にアップデートされているCLaunchに乗り換えました。どちらも有名な定番ランチャーではありますが、長い事Orchisを使ってきた影響もあって当初はCLaunchの標準スキンの上部にタブのあるスタイルに馴染めませんでした。しかしXXLOSTさんで配布されている左タブ表示のスキン変えた所、今では完全に馴染むようになり有難く使わせて頂いています。ただサブPCでは現在もOrchisのままとなっています。
書籍ビューア NeeView

いつの間にかこのブログで最も人気のコンテンツとなっているNeeViewも今年から使い始めたソフトです。NeeViewを使い始める前までは長年書籍ビューアとして定番だったLeeyesを愛用していましたが、14年以上更新が止まっており対応OSがWindows 7までなので流石に諦めてNeeViewに乗り換えました。使い始めた当初は機能が多すぎてどこを変更したら自分好みの動作になるのか迷う部分が多々ありましたが、ある程度思い通りの動作に設定出来てからは快適に使用出来ています。左クリックで次のページ、右クリックで前のページ、ホイールクリックでフルスクリーンのオンオフ、ホイール回転で拡大とリセット等々、Leeyesで出来た事はNeeViewでほぼ全て出来ますし、更にマウスジェスチャを使ってページの先頭や末尾に移動といった動作も割り当てる事もでき、とことん自分好みの操作に設定出来るのが魅力に感じています。
メールチェッカー Ez-MailChecker

スマホが普及した現在ではメールチェッカーの必要性は大分薄れてきましたが、PCでしか受信しないメールアドレスも幾つかあるので筆者は現在でもメールチェッカーを活用しています。ただセール情報やら迷惑メールやらが来る度にメールチェッカーが反応すると煩わしいだけなので、指定した差出人のメールだけを通知するホワイトリスト型のフィルタ機能が重宝するのですが、意外にその機能を備えたメールチェッカーは多くありません。そんな中で今年から使い始めたのがEz-MailCheckerです。以前まではLookMailを使用していましたが、こちらも古いソフトでSSL/TLSに対応していないというセキュリティ上の問題もあってEz-MailCheckerに変更しました。因みにEz-MailCheckerのホワイトリスト型のフィルタはナイショメールという機能名になっていて設定欄の説明も分かり難い部分があるのですが、半年ほど使ってみた感想としてはこれまで取りこぼしも一切無く常時安定して動作しています。
パスワードマネージャ KeePassXC

元々パスワードマネージャは何年か前からクラウドでデータを同期するBitwardenを使用しているのですが、万が一に備えてローカルでのバックアップ目的で今年からKeePassXCを使用しています。全く使用していないアカウント含め200以上あったデータを整理して、現在は170件ほどになりましたが、Webサービスにログインする為の大量のIDやパスワードの管理でとても重宝しています。現状ではデータの管理のみで使用していますが、Webブラウザの拡張を使ってBitwardenと同じように自動入力も出来るので、KeePassXCだけで十分かなと思うぐらい完成度の高さに感心しています。特に最近少しずつ流行りつつあるパスキーにも対応している他、Bitwardenで自動入力出来ないフォームにKeePassXCだとあっさり自動入力する事が出来たりします。ただ、クラウド経由で同期を行うBitwardenの方が複数端末で使用する上で管理が楽というメリットもあり、KeePassXCでも似たような事が出来そうではあるのですが、暇な時にでもそこら辺を掘り下げていこうかと考えています。
AIチャット ChatGPT

AIによる画像生成には何年か前からハマっていたのですが、AIチャットにはこれまで全く興味がありませんでした。ただ、ふとAIにプログラムのコードを書かせてどの程度のソフトウェアを作る事が出来るのかと思ってChatGPTを使って試してみた所、自分が以前から必要としていたソフトウェアを作る事が出来ました。その成果物がAIG-CalendarとAIG-ClipboardExtになります。他にも自身で使用する為に幾つか作った物はあるのですが、かなり限られた用途しか無いので公開はしていません。プログラムのコードの生成以外にも健康面の不安や、疑問に思った事への調べ事にも活用しています。特に情報の少ない分野の調べ事なら検索よりも効率的な事が多々ありますが、質問に対するChatGPTの返答が間違いだらけだったり返答がコロコロ変わる事も少なくありません。しかも最近になって無料プランや低額プランで性能が低いモデルが使われるようになったという噂もあります。
キー入力のカスタマイズ AutoHotkey v2

AutoHotkeyは昔からあるキー入力のカスタマイズソフトで、単純なキーの入れ替えは勿論、特定のキーの組み合わせでアプリを起動したり条件分岐で1つのキーに複数の入力を割り当てたりといった事が出来るソフトです。AutoHotkey自体はかなり昔から使用していたのですが、今年からバージョン2のV2に変更しました。記述方法がV1とV2でかなり異なり当初はネットで調べたり試行錯誤して何とかしのいでいたのですが、最近になって気付いた事があります。ChatGPTに聞くのが早い。○○の時にAキーをBに、○○と○○の時はAキーをCキーに、といった複雑な条件の記述をあっさり作ってくれます。AutoHotkey v2とChatGPTの組み合わせで、PC用リモコンのボタン操作がかなり快適になりました。
アンインストール支援 Geek Uninstaller

最後に掲載するのがインストールしているソフトウェアのアンインストール時、関連するレジストリやファイルを見付け出し一緒に削除してくれるGeek Uninstallerです。通常アンインストールってインストールしたソフトウェア側が用意したプログラムで行われるのですが、何故か余計なファイルをそのまま残していく事が多いですよね。アンインストール画面で設定ファイルも一緒に削除するかといった選択肢が表示される物もありますが、長年PCを使用していると過去にアンインストールしたソフトウェアの関連ファイルが大量に残ったままになっていたりします。そこで今年から使い始めたのがGeek Uninstallerという訳です。どのようにして関連ファイルを見付け出しているのかといった技術的な事は分かりませんが、たまに見逃しがあるものの高い精度でアンインストールしたソフトウェアが残していったゴミファイルを検出して削除出来ています。使用する前まではわざわざ導入するのが面倒だなと思っていましたが、Geek Uninstallerはかなりお勧め出来るソフトウェアです。

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