
VMware WorkstationはVMware Inc.が開発、提供していた仮想化ソフトウェアです。同種のソフトウェアにはWindowsに組み込まれているHyper-V(旧Windows Virtual PC)やオープンソースで開発されているOracle VirtualBoxがあります。以前から有料のVMware Workstationの機能を省いたVMware Playerは無料で提供されていましたが、Broadcomに買収された後にVMware Workstation Proも無料で提供されるようになりました。
VMware Workstationで具体的に出来る事として、現在起動しているOSとは異なるOSを仮想PC上にインストールして起動させる事が出来ます。例えばWindows 11上でWindows 10やLinuxを動かす事が出来る訳です。それにより古いOSでしか動作させられなかったソフトウェアを仮想PC上で動かすといった事が出来たり、実機にインストールするには面倒なLinuxを仮想PC上で体験したり、怪しいソフトウェアやファイルの動作検証を行うサンドボックス的な使い方も出来ます。
そこで今回はVMware Workstation Proについて1ページに纏めて記事を書く予定だったのですが、ダウンロードするだけでもあまりに複雑だった為、複数ページに分けて掲載していきます。
VMware Workstation Proのダウンロード
上でも書いた通り、現在VMware Workstation Proのインストーラのダウンロードはとてつもなく面倒になっています。ここから先はそれを覚悟の上で読み進めていって下さい。
まず最初にBroadcomの公式ページにアクセスします。Cookiesの確認やWelcome画面のポップアップが表示されますが、これらを閉じて右上にある「Register」から会員登録を行います。

最初にメールアドレスを入力して画像認証後に「Next」で進みます。

入力したメールアドレス宛にVerification Codeが送られてくるので、このコードをコピーしておきます。

再びBroadcomの会員登録ページに戻り、先ほどのメールで送信されてきたVerification Codeを入力して「Verify & Continue」で進みます。

個人情報の入力になりますが、筆者はかなり適当に入力しました。*の印がある欄は入力必須項目となっています。パスワードは8文字以上、50文字以内の英数字と記号の組み合わせとなっており、最低1文字以上の大文字と数字、記号を含める必要があります。全て入力したら「I accept…」にチェックを入れて「Create Account」で進みます。

更にプロフィールを作成しましょうという画面が表示されますが、筆者はここでは「I’ll do it later」(後で行う)を選択しました。これでアカウントの作成が完了します。

アカウント作成後もまだログインしていない状態なので画面右上の「Login」ボタンからログインページへ移動します。

アカウントの作成時に登録したメールアドレスとパスワードを入力して「Sign In」をクリック。

ページを1つ1つ辿って行くのは大変なので、ログインした状態で直接VMware Workstation Proのダウンロードページにアクセスします。Windows版、もしくはLinux版をクリックすると幾つかのバージョンが表示されますが、特別な理由が無い限りは最新のバージョンを選択します。

バージョン選択後に表示されるページで「I agree…」にチェックを入れてダウンロードボタンをクリックします。

残念ながらまだ続きます。「Prior to downloading this file…」というポップアップ画面が表示されるので、「Yes」で進みます。

アカウント作成時に登録した個人情報に加えて更に詳細な個人情報の登録画面が表示されます。*の印がある欄は入力必須項目。見ての通り筆者はかなり適当に入力しました。後は「I Agree」を選択後に「Submit」ボタンで登録を完了します。

再びダウンロードページに自動で戻るので、ダウンロードボタンからダウンロード出来ます。

ダウンロードまで辿り着いた方はお疲れ様でした。もうちょっと簡単にダウンロード出来るようにしてほしいものですが、無料なので文句を言うのは止めておきます。今回はここで終了。次回はVMware Workstation Proのインストールと仮想PCの作成、その仮想PCにOSをインストールするまでを記事にする予定です。
コメント