前回のページではVMware Workstation Proの概要とダウンロードを中心にした内容を掲載しましたが、このページではVMware Workstation Proのインストールと仮想PCの作成までの内容を記事にしています。
インストール前の事前設定
下のスクリーンショットはWindowsサンドボックスのページの使い回しになりますが、仮想PCを使用するにはBIOS/UEFIの設定でIntelの場合「Intel仮想化テクノロジ」、「Intel VT」「Intel Virtualization Technology」といった名称の機能を有効化しておく必要があります。同時に仮想機能のパフォーマンスを向上させる「Intel VT-D」機能があれば有効化しておきます。

AMDの場合は「SVM Mode」という名称になっているので、これをBIOS/UEFIの設定で有効化しておきます。殆どのマザーボードではメニューの「Advanced」内にある筈です。
VMware Workstation Proのインストール
VMware Workstation Proのインストーラを実行してセットアップウィザードを起動します。起動前に「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示された場合は「はい」で許可します。下部にある「次へ」で進みます。

使用許諾契約書の画面が表示されます。筆者はこれらの記載は殆ど読む事がありませんが、一通り確認して下部の「使用許諾契約書に同意します」にチェックを入れて「次へ」で進みます。

カスタムセットアップ画面が表示されます。インストール先の設定の他、「システムパスへの…」の有無がありますが、これはVMware Workstationコンソールツールを環境変数のPathに追加する設定となっています。どのような効果があるかは筆者には分からないので変更せず有効のまま「次へ」で進めました。

ユーザーエクスペリエンスの設定画面が表示されます。新バージョンが公開された時の確認を行うかの有無とカスタマーエクスペリエンス向上プログラムの参加の有無となっています。要はプログラム改善の為に使用状況を送信するかの設定で、筆者はチェックを外して「次へ」で進みました。

ショートカットの設定画面になります。お好みで有無を指定し「次へ」で進みます。

インストール準備完了画面になります。下部にある「インストール」ボタンをクリックしてインストールが実行されます。

インストールが完了するとVMware Workstation Proセットアップウィザードが完了しましたと表示されるので下部にある「完了」ボタンで画面を閉じます。

仮想PCを作成
ここからはVMware Workstation Proを起動して仮想PC、VMwareで言う所の仮想マシンを作成していきます。画面内にある「新規仮想マシンの作成」か、上部メニューの「ファイル」にある「新しい仮想マシン」から新しい仮想マシンウィザードを起動します。

最初に表示されるようこそ画面では「標準」か「カスタム」の選択画面がありますが、初めて作成する場合は「標準」のままで「次へ」で進めます。

ゲストOSのインストール画面では一旦「後でOSをインストール」を指定しておきます。この場合、仮想CD/DVDドライブが仮想PCのデバイスに追加される事になります。「次へ」で進みます。

ゲストOSの選択画面が表示されます。ここでは特殊な設定がある為、「Microsoft Windows」、バージョンに「Windows 11」を選択していますが、自身がインストール目的としているOSを選択して進めます。

仮想マシンの名前画面で任意の名前と仮想PCデータの保存場所を設定します。特別なこだわりが無ければ標準のままで進めます。

Windows 11の場合に限り暗号化情報画面が表示されます。ここではTPMに関連するファイルの暗号化設定となっているので任意のパスワードを入力して進みます。因みにここで設定したパスワードを忘れてしまうと再インストールした場合などに起動できなくなってしまうので注意して下さい。

ディスク容量指定画面で仮想ディスクの容量を設定します。ここで割り当てた容量が即使用される訳では無いので、推奨サイズの64GBよりも多めに設定しておく事をお勧めします。筆者は256GBに設定して、「仮想ディスクを複数のファイルに分割」を指定して進めました。

最後に仮想マシンを作成する準備完了画面が表示されるので下部の「完了」で終了します。

ページが長くなったので今回はここまでで終了します。次回は作成した仮想PCの編集設定と、実際にOSをインストールして仮想PCを動かしていくまでの情報を掲載する予定です。
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