動画や音声ファイルの詳細を調べる事が出来るMediaInfo

MediaInfo

最近の動画はコンテナがmp4形式で映像がH.264かH.265形式、音声がaac形式というのが定番になり、動画の詳細を調べたいと思う事は殆ど無くなりましたが、現在のmp4が定番になる前まではaviやらwmvやらmpgやらと様々な形式が氾濫していたので、ダウンロードした動画が再生出来たり出来なかったり、再生出来ても音が出なかったりと苦労する事も少なくありませんでした。そんな時代から今現在もメディアファイルの詳細を知るのに便利なソフトがMediaInfoです。

MediaInfoは入力した動画ファイルや音声ファイルを解析し、映像や音声の形式を調べる事が出来ます。他に解像度やアスペクト比、fps、ビットレート他、様々な情報を表示します。正常に再生出来ない動画ファイルや音声ファイルがあった時はMediaInfoで調べると解決出来るかもしれません。

MediaInfoはオープンソースで開発されており無料で使用出来るフリーソフトです。対応するOSはWindows 11/10/8/7/Vistaの他、XP用と95から2000までに対応するバージョンが配布されています。

MediaInfo ダウンロードと初期設定

公式サイトからMediaInfoのページへ移動するとダウンロードボタンがありますが、ダウンロードページから様々なバージョンを選択してダウンロードする事が出来ます。このページからはMediaInfoの通常のインストーラ以外に非インストーラ版も配布されているので、筆者は「64 bit only without installer」のリンクから非インストーラ版をダウンロードしました。

ダウンロードページ

インストール、もしくは非インストーラ版の圧縮ファイル展開後、MediaInfoを実行すると最初に設定画面が表示されますが言語が英語になっているので「Language」の欄のプルダウンメニューから「日本語」を選択して変更します。

設定画面

日本語化された所で設定を確認していきます。「出力形式」は実際に見てみないと何が良いのか分からないので「基本」のままで。「最新バージョンの確認」はお好みで。「エクスプローラに統合」はファイルを右クリックした際のメニューにMediaInfoを追加、「フォルダにも追加」はフォルダを右クリックした際のメニューにも追加、「ツールチップ」はファイル上にマウスポインタを当てた時に表示される情報となります。筆者は全て無効にして「OK」で進みましたが後から変更可能です。

日本語化された設定画面

MediaInfo 使い方

特に難しい設定は無く、ただ画面上に解析したいメディアファイルをドロップするだけです。他、左側にあるボタンからファイル選択、もしくはフォルダ単位で選択する事も出来ます。表示が「基本」の場合は比較的簡素な情報が表示されますが、メニューにある「表示」から他の表示に切り替える事で更に多くの情報を表示する事が出来ます。

表示変更

シート

各表示形式についてざっと紹介していくと、シート表示の場合は「Web」ボタンが表示されるのが特徴で、映像や音声に使用されているコーデックに関連するページが表示されますが、既に削除されているページが表示される事が多く現状は殆ど機能していません。

シート表示

ツリー

ツリー表示は開閉出来るツリー形式で基本表示と比べて、より多くの詳細な情報が表示されます。知りたい情報はこの表示内に全てある筈ですが、テキストをコピー出来ないのが欠点。

ツリー表示

テキスト

表示される内容はツリーとほぼ同じで多くの詳細な情報が表示されます。ツリーと比べて見やすさが犠牲にはなっていますが、テキストをコピー出来るので検索して調べたい時に便利。

テキスト表示

HTML

Webページで使用されるHTML形式で詳細情報を表示します。私的に最も見やすい表示だと思いますが、この表示だとファイルをドロップした際にそのファイルの再生になるのが難点。

HTML表示

これら以外のXML以降は表示に適した形式ではなく情報を保存する事を目的にした形式になっています。メニューにある「エクスポート」から情報を指定の形式で保存する事が出来ます。

MediaInfo 備考

MediaInfo起動時に毎回同じ形式で表示させたい場合は画面左にあるスパナのアイコンのボタンかメニューの「オプション」にある「設定」から初回起動時に表示された設定画面を起動し、「出力形式」から好みの表示を選択します。同じくメニューの「オプション」にある「Theme」では画面の配色を「Light」、もしくは「Dark」にする事が出来ます。

他、「オプション」の「Full parsing」は直訳すると「完全な解析」となりますが、有効時と無効時の差は筆者には良く分かりませんでした。

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