通信の暗号化によりセキュリティを高める定番VPN Cloudflare WARP

Cloudflare WARP

Cloudflare WARPはWireGuardプロトコルをベースとした技術を用いて、暗号化された通信トンネルを使ったインターネットが出来るようになるサービスです。WARPを有効化すると端末のOS上に仮想ネットワークが作成され、この仮想ネットワークを通してWebブラウジング含むあらゆる端末のインターネット通信が暗号化されます。もっと仕組みを分かりやすく書くと、自身が使用している端末からCloudflareのサーバーまでが暗号化された通信になる為、インターネットサービスプロバイダ(以下ISP)の事業者からも、どこにアクセスしているか、何のデータをダウンロードしているかといった情報を隠す事が出来ます。公衆Wi-Fiの利用においてもセキュリティを高める上で有用です。

技術的な事を深堀りしていくとかなり難しい話となりますが、Cloudflare WARP(以下WARP)は非常に簡単に利用出来るソフトで、ユーザーが必要な時に有効化、必要無い時に無効化するだけの操作で使用出来ます。一般的なVPNと異なり接続先サーバーの国を選択する事は出来ないので、特定の国限定で提供されているサービスを利用したいといった用途では使用出来ませんが、怪しいVPNサービスが少なく無い中でCloudflare社は本業であるCDN事業が世界最大手クラスの企業という安心感があります。但し例外を除くと通信速度が遅くなる事が殆どなので、常時有効化しておくメリットは無いと思われます。

WARPはWindows用の他、macOS、Linux、Android、iOS用が配布されています。Windows 11対応ですが10は現状動作しても既にサポート外となっているようです。また、WARPは無料で使用出来ますが、無料版より高速で安定した通信が出来る有料のWARP+もあります。

Cloudflare WARP ダウンロードとインストール

公式サイトにアクセスすると直ぐにダウンロード出来るリンクが掲載されているので、ここからWindows用インストーラをダウンロードします。

Cloudflare公式サイト

ダウンロードしたインストーラを実行して起動します。最初にウェルカム画面が表示されるので「Next」で次に進むとインストール画面が表示されるので「Install」ボタンからインストールを実行。

WARPインストーラ起動画面

途中、ユーザーアカウント制御画面が表示されたら「はい」で許可します。

ユーザーアカウント制御画面

インストールが完了するとCompleted…と表示されます。

インストール完了画面

Cloudflare WARP 使い方

インストール後、WARPはシステムトレイに最小化された状態で起動しているので、クリックして画面を表示します。特に設定変更は必要とせず、スイッチをクリックして有効と無効を切り替えるだけの簡単仕様。ただ、右下にある歯車のアイコンからメニューが表示され、「1.1.1.1」と「1.1.1.1 with WARP」を切り替えられるようになっています。「1.1.1.1」はDNSの暗号化のみを利用、標準の「1.1.1.1 with WARP」はDNSに加えてVPN(暗号化トンネル)を利用となります。

WARPメイン画面

特に必要性はありませんがメニューにある「環境設定」から一通り設定を見ていきます。最初に表示される「一般」では接続情報やデバイス情報が表示される他、「アップデートを確認」ボタンで新しいバージョンが無いかをチェックします。

環境設定 一般

「接続」ではWARPでの接続を一時停止する例外を登録する事が出来ます。登録方法は+ボタンから登録画面を出し、対象のドメインを入力して「OK」。下部にある「ゲートウェイ DoH サプドメイン」は企業などの組織で使用する場合に設定する物で個人利用では空欄のままにしておきます。

環境設定 接続

左メニューの「アカウント」を開くと標準でライセンスキーが割り当てられていますが、有料版の使用時にここからライセンスキーを適用する事が出来る模様。「フィードバック」はバグが見付かった場合などにCloudflareに情報を送信する機能、「接続性」は現在のネットワークパフォーマンスが表示され、「詳細」ではベータ版への参加の希望や「スプリットトンネルを除外する」からVPNを通さない指定を管理出来ます。

冒頭の方でも書いたように、難しく考えず必要な時に有効化、不要であれば無効化しておくといった使い方で良いと思います。

Cloudflare WARP 備考

WARPは一部でVPN風という評価もあり、Cloudflare自身も匿名化サービスでは無いと明言している事から匿名性を高める目的にはあまり向いていないかもしれません。ただ一定のセキュリティの強化やプライバシー保護の効果は期待出来ると思われます。ISPに通信内容を覗かれているとは思いたくありませんが、秘匿性を高めたい場合にはお勧めですし、ノートPCやスマホを公衆Wi-Fiに接続して使用する機会がある時にはかなり有用です。

また、VPNサービスには怪しい業者も多いので注意して下さい。実際に無料VPNが通信内容を売っていた疑惑やプログラムにマルウェアが混入していたといった事例があります。Cloudflareのような大企業なら心配は要りませんが、殆ど名前を聞かない企業のサービスやVPN系のWebブラウザ用拡張には警戒が必要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました