
Meiryo UIも大っきらい!!はWindowsのUI全体で使用されているシステムフォントを一括、もしくは個別に変更する事が出来るフリーソフトです。ソフト名の由来は恐らくWindows 8.1で標準フォントに採用されていたMeiryo UIからだと思われますが、筆者の記憶が正しければVistaの頃から似たような名前で同機能のソフトが公開されていたような覚えがあります。
現在主流のWindows 11、10ではUI全体で使用されているフォントがYu Gothic UIになっていますが、筆者はメイリオのフォントが好きなので、このソフトを使ってメイリオの10ptに変更しています。
Meiryo UIも大っきらい!!の対応OSは現在Windows 11/10/8.1/8となっています。
Meiryo UIも大っきらい!!のダウンロード
Meiryo UIも大っきらい!!は作者公式サイトのダウンロードページからダウンロード出来ます。他にGitHubやVectorからも配布されています。

ダウンロードしたZIPファイルを展開して、フォルダを任意の場所に配置してインストール完了です。
Meiryo UIも大っきらい!! 使い方
Meiryo UIも大っきらい!!の実行ファイルであるnoMeiryoUI.exeを実行して起動します。毎回起動する度に「Windows 11 2022 Update(22H2) 以降では…」と警告画面が表示されるので「OK」で閉じます。

「全体設定」と「個別設定」に分かれていますが一括で変更を行う場合は「全体設定」の「選択」ボタンから「フォント選択」画面を表示してフォントの種類とサイズを選択後に「OK」で画面を閉じます。因みにスタイルは「イタリック」が斜体で「ボールド」が太字ですが、通常選ぶ事は無いと思われます。

最後に「適用」、もしくは「一括設定して終了」でフォントの変更を反映させます。但し最初に表示される警告通り、タイトルバーのフォントには反映されません。また「個別設定」でも変更操作の手順は同じで最後に「適用」か「設定して終了」で反映されます。

上部のメニューの「ファイル」を見ていきます。一括で変更している場合はあまり関係ありませんが、個別設定で細かく設定している場合、「フォント設定を保存する」から.iniファイルで設定内容を保存しておき、後から設定ファイルを元に設定内容を読み込む事が出来ます。

「プリセット」ではWindows 8/8.1、10、11の標準設定を読み込みます。

「ツール」の「Meiryo UIも大っきらい!!のフォント…」ではソフトの画面のフォントを変更出来ます。「別スレッドでフォントを変更する」は変更処理を別スレッドにするかの有無、「フォントサイズをWindows 7と同様に扱う」は筆者の環境ではグレーアウトして使用出来ませんが7限定の機能?、「二重起動をしない」はソフトの重複起動を防止、「タイトルバーのフォント…」は有効化するとグレーアウトしていた選択ボタンが有効になりタイトルバーのフォントの変更を行えるようになります。

タイトルバーのフォントの変更は「トラブルが発生する可能性がある」との警告表示があるように、トラブルを覚悟で使用する機能となっているので積極的に変更する意味は無いと思われます。
Meiryo UIも大っきらい!! 備考
最近は少なくなりましたが、Windowsのアップデート後に変更しておいたフォントが元に戻されるという事が何度かありました。その場合は再び設定をやり直す必要があります。また、個別設定で細かく設定している場合は設定ファイルで保存しておくと便利ですが、現最新バージョンの3.4.0では保存時に自動で拡張子が追加されないので自身で「ファイル名.ini」といった具合に拡張子を追加しておく必要があります。
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